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協会事務所の紹介

設計コンセプト

2012年秋に完成した協会新事務所は、2050年ゼロカーボン社会に対応すべく自然エネルギーの活用技術を最大限に活かしたパッシブデザインを基本としたものです。特に冬期や夏期における室内の快適性向上とエネルギー消費量の削減を実現させます。また近年増加する自然災害時のレジリエンス対策では、停電時に太陽光発電や電気自動車から電気を供給する仕組みや緊急時のための貯水も行っています。エネルギー消費量の削減と自ら創エネする技術を導入し可能な限り自然エネルギーを利用する温暖化対策を考慮した事務所です。

パッシブデザインとは

高い省エネ化を実現するためには、建設的手法(パッシブ手法:建物自体の仕様や設計の工夫)を第一に行い、それでも実現できない部分を機械的手法(アクティブ手法:高効率設備)で理想の温熱環境やエネルギー消費量削減を実現する必要があります。パッシブデザインは、自然の恵である太陽の光や熱、地域に吹く風といった自然エネルギーを最大限活用し室内の快適性向上とエネルギー消費量の大幅削減を実現させる設計手法です。
HP蓄熱熱式暖房
HP蓄熱熱式暖房
太陽熱利用集熱暖房
太陽熱利用集熱暖房
太陽熱利用給湯
太陽熱利用給湯
日射遮蔽
日射遮蔽
水蓄熱
水蓄熱
ペレットストーブ
ペレットストーブ

建物仕様

建築面積 228.36m²(68.94坪)
1F床面積 223.58m²(67.49坪)
2F床面積 198.83m²(60.02坪)
延べ床面積 422.41m²(127.52坪)
構造 2×6構造
熱損失係数(Q値) 0.99W/m²K
自然温度差 13.76℃

断熱仕様

HGW16k 140mm
屋根 HGW16k 200mm
基礎 樹脂普通複層ガラス(U値:2.91W/m²K、日射0.79)
窓 南側以外 樹脂Ar Low-e複層ガラス(U値:1.9W/m²K、日射0.4)
窓付属品(頂側窓・一部除く) ハニカム断熱ブラインド(U値:2.99W/m²K、日射0.24)

日射取得

開口部 3,517W
太陽熱利用集熱暖房システム(2.8㎡) 355W
日射取得量 3,872W

日射遮蔽

窓付属品(北側と地窓、その他一部を除く) 日射遮蔽スクリーン(日射遮蔽係数0.24)
窓付属品(頂側窓・一部除く) ハニカム構造・断熱ブラインド(日射遮蔽係数0.31)

蓄熱技術

対象エリア 1F南側日射取得ゾーン 黒タイル+土間コンクリート+29℃潜熱蓄熱材(18,528kJ)
1F南側ウォーターウォールタンク 2L×1,160=2,320L(42kJ/L×2,320kg=97,440kJ)
1F廊下 タイル+土間コンクリート+32℃潜熱蓄熱(94,800kJ)
1F打ち合わせ室 西面室内壁 25℃潜熱蓄熱(5,625kJ)
潜熱蓄熱材 硫酸ナトリウム10水塩(Na2So4・10H2O) 蓄熱量:219kJ/L(37Kcal/kg)
蓄熱容量 766.30kJ/㎡

創エネシステム

太陽光発電システム 社屋屋根面 多結晶255W×117=29.84kW(申請容量25.30kW)
倉庫屋根面 多結晶255W×96=24.48kW(申請容量19.80kW)
合計容量 54.32kW(申請容量45.10kW)

レジリエンス対策

停電時電源 太陽光発電用自立コンセント 100V最大1,500W×5か所
蓄電池関連 スタンドアローン型蓄電池 6.5kWh
電気自動車(EV) 日産リーフ 蓄電池容量:40kWh
V2H(EV用充放電設備) 充電・放電:200V 6kW未満、停電時放電:200V 6kVA未満
貯水対策 ウォーターウォールタンク 2Lペットボトル×1,160本=2,320L分
太陽熱利用給湯システム 集熱パネル6.03㎡、貯湯タンク300L
エコキュート 貯湯タンク370L

その他設備

空調 冷房:4kWエアコン(2012年モデル) 冷房時消費電力970W(COP4.1)5台
冷房:2.2kWエアコン(2012年モデル) 冷房時消費電力385W(COP5.7)1台
暖房:潜熱蓄熱+土間床蓄熱+HP温水床暖房 暖房能力7.0kW
暖房:ペレットストーブ(バイオマス燃料) 暖房能力7.3kW(6,200kcal)
暖房:太陽熱利用集熱暖房システム 集熱パネル1.4㎡×2枚=2.8㎡ 約60℃ 120~160㎥/h
第一種熱交換型換気システム 顕熱交換効率 暖房時90%、冷房時76%、消費電力12~230W×3台
給湯 太陽熱利用給湯システム 集熱パネル6.03㎡、貯湯タンク300L
エコキュート 給湯専用タイプ 貯湯タンク370L
 
 

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