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夏期のハニカム構造断熱ブラインドの断熱効果検証(8月)

夏期のハニカム構造断熱ブラインドの断熱効果検証

ハニカム構造断熱ブラインドaSsu(以下、ハニカム)が夏期冷房期間中に、外気からの熱をどの程度遮断しているのか、検証実験を行いました。測定箇所および測定条件は以下の通りです。

《測定箇所》事務所温熱計測 結果
1. 北側窓・ハニカム使用  ⇒ 窓表面(室内側)
2. 北側窓・ハニカム使用  ⇒ ハニカム表面(室内側)
3. 北側窓・ハニカム未使用 ⇒ 窓表面(室内側)
4. 事務所2F 東側室温
5. 事務所2F 西側室温
6. 外気温

《条件》
・4kWのエアコン 3台稼動(全館冷房)
・無人状態(パソコン等の使用無し)
・2箇所の窓の性能およびサイズは同じ

検証結果

結果は上記グラフの通り。夏期休業期間の8/11~8/16に検証を行った。北側の直射日光が当たらない窓2箇所の室内側に温度センサを取り付け、片方にはハニカムブラインドを降ろし、室内側のハニカム表面に温度センサを取り付けた。

ハニカム使用の窓では、窓表面温度とハニカム表面温度との差に最大で8.1℃の差が見られ、窓表面は外気温によって大きく値が変動していたが、ハニカム表面温度は主に28℃±2℃程度と、比較的安定していた。ハニカムによって外からの熱流入が抑えられていることがわかる。

ハニカム未使用の窓では、外から入ってきた熱が直接室内に流れ込んでおり、また室内側から冷やされているため、窓表面温度は最高でも30.8℃に留まった。外気温との差は最高で約6℃あり、この温度差分の熱が室内に流入していると考えられる。

今回の結果から、直射日光の当たらない北側の窓からでも、これだけの熱が侵入していることがわかった。南側では日射の影響もあり、北側よりもさらに多くの熱が流入することは確実である。
また、今回の実験は夏期休業期間中で人のいない期間に行っているため、実際には室内発生熱の影響で、室内で発生する熱量はさらに高くなる。

夏期には南側だけでなく、北側の窓からでも多くの熱が室内に侵入しています。
夏期の窓からの熱流入を抑えるためにハニカムブラインドの導入は有効であり、夏期の室内温度上昇の抑制に効果的です。
是非、導入をご検討ください

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